金髪執事と1つ屋根の下
キモチとナミダ
「……っ!!!」
気持ち悪い。
男の舌が首を這う度にあたしの身体には寒気が走る。
「は?どうした声出せよ」
「……っ」
「…余裕にしてられるのは今のうちだからな」
そう話すと男は手であたしの顔をゆっくりと触る。
あたしは顔を歪ませながら必死に耐え続けた。
「顔だけじゃつまらねぇな」
「…え?」
「そろそろ飽きたし……ね?」
ま…さか……。
あたしの頭には嫌な予感が過る。
「嫌っ!!!!」
男の手が太ももに延びあたしは声を上げる。