金髪執事と1つ屋根の下
変わらない朝








ーカタンッ








焼いたパンが乗ったお皿の横に固い目玉焼きとハムが乗ったお皿を自分の場所と…向かい側の隼人の席に置いた。





いつも寝坊するあたしだケド……昨日は初めての恋を実感した事もあって…朝早く目が覚めてしまった。





あの後、警察が来て犯人を連れていった。



色々質問されて答えたケド……あんまり覚えてない。




怖かった。




1人になって襲われた時の事を考えると身体が震える。





眠りが浅かったのは、恋の事だけのせいじゃなかったみたい。










ーガチャッ










リビングの扉が開き隼人が顔を覗かせる。




眠そうに目を擦っている姿に思わず笑みがこぼれた。









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