金髪執事と1つ屋根の下
隼人side







ーキーンコーンカーンコーン






4校時の終わりを告げるチャイムが鳴り響き先生が教室から出ていった。










「……………」









俺は机からゆっくりと身体を起こして辺りを見つめる。



そこには友達と弁当を広げ出すクラスメイトの姿があった。




……もう昼飯の時間か。










「購買行くか………」





「隼人!!!」







立ち上がろうとした瞬間にかけられた声。


俺は立ち上がる事無く顔を上げた。










「……んだよ直紀」





「お前、購買行くのか?」





「あぁ。何も持ってねぇから」




「俺も何も無いから一緒に行こうぜ?」










< 189 / 246 >

この作品をシェア

pagetop