金髪執事と1つ屋根の下






「弁当押しつけられても…迷惑」





「………っ…」








女達の目にたまっていた涙が零れ落ちた。




俺は無言で後ろを向き歩き出す。



何で俺みたいなヤツに惚れんだよ。


男なんて他に色々いるだろ?









「……っ…面倒くせぇ…」









色んな事を考えるのが面倒くさくなってきた。



沢山の女の相手をするのも疲れる。



泣かさない様にって、気を使うのもかなり疲れる。






前までは……女の気持ちなんか考えなかった。



ただ、早く目の前から消えてほしくて……。


乱暴な言葉ばかり押し付けた。




教室でも感じたこの違和感ーー。




何なんだ?









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