金髪執事と1つ屋根の下
ウゼェ女…。
俺はため息をつきながら目の前にいる女達を見た。
女達は俺と目を合わさずに自分の持っている弁当を見ている。
「「「は…隼人……」」」
女達が思い思いに口を開き始める。
「…んだよ」
「お弁当食べて?」
「いらねぇ」
「捨ててもいいから…受け取って?」
「いらねぇっつってんだろ」
冷たい態度が続いたからか女達の目に涙が浮かび出した。
……泣くなよ。
俺は金色の髪を無造作に掴み下を向く。
「知らねぇヤツが作ったモノなんて食いたくねぇから」
「……え?」