金髪執事と1つ屋根の下





口から離した手をあたしは床に落ちているモノへと延ばした。


それに両腕を通して立ってみる。






「少し大きいからブレザーが見えなくていいかも!!」







我ながらいい方法だと思う。



ブレザーだと目立つから教室に落ちていたこの高校の制服…学ランを借りた。




これなら、なかなかバレないよね?



……「バレないよ☆」






今、神様から返事が返ってきた気がする。




あたしは1人でガッツポーズを取りゆっくりと教室を後にした。






< 211 / 246 >

この作品をシェア

pagetop