金髪執事と1つ屋根の下
お母さんとお母さんの親友は大きなカバンを持ってあたし達に背を向け歩き出す。
それを見た学ラン金髪男子は身体にロープが巻き付いた状態でソファーから立ち上がった。
「は?
バカか?一方的に話して勝手に行くんじゃねえ。
俺はこんな女の執事になんてぜってーならねえからな」
「お母さん!!
あたしも嫌だよ!!」
あたしと学ラン金髪男子がそう叫ぶと背を向けていた二人がゆっくりとこちらに振り返る。