可愛くない同居人。


普段から少食なのもあってか、熱がある今、全然といっていいほど食べれないようだった。


「もういらない?」


「はい。ごめんなさい、たくさん残してしまって」


「いいよいいよ、食べてくれただけでも嬉しいし」


凛は申し訳なさそうに、もう一度ごめんなさいと言って謝った。


ごめんなさい


寝言で凛が言っていた言葉。

あれは何に対する、誰に対する謝罪だったのか。


「あのさぁ、凛」

「はい」


まっすぐに私を見つめる青い瞳に、私は言葉を詰まらせた。


「えっと、あの・・・いや、やっぱり何でもないや!」


やめよう。言ってどうするんだ。


おかゆを台所に持っていこうと立ち上がると、凛はギュッと私の服を掴んで引っ張った。




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