天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
広がるのは半端ない樹海。

何やら色んな生き物いそうだし、コンパスとか余裕で狂いそうだし、一歩足を踏み入れたら生きて帰れる保証なくなる気満々。

「出麼さん何する気でしょうか…」

「入る気かな、ジャングルの中…」

「まさか…ちょっと見に来ただけやろ…」

三人は物陰に隠れつつ、出麼の動向を窺っている。

「ナンボ出麼さんでも、あん中入ってったら遭難する事くらいわかるやろ…ちょっと裏山入っていくんとは訳が違うで…」

「そりゃあそうだよねぇ…見た感じ何十キロってジャングル続いてそうだし…冒険家か何かならともかく、ただの女子生徒がこんな中入ってったら…」

三人が口々に言う目の前で。

「甃」

「ほい来た」

大蛇の甃がその長い体を器用に木の枝に絡みつかせた。

その体を利用して、ターザンよろしく。

「あーぁあーっ」

ぶら下がってジャングルの中に入っていく出麼!

「「「えぇぇえぇええぇえっ!」」」

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