君のためにできること
「なつみも、強がりだったな」と、俺は呟いた。


「今のお前みたいにさ、自分の弱い部分見せなかった。強がったあとにはすぐ泣いてたけどな」


「私の前でなつみのは話しはしないで!」


なつきは、叫び、布団に顔を埋めた。


「もう、なつみのことは忘れて?今は私と付き合ってるんだよ」


なつきは、泣きながら俺の腕の中に入って来た。


俺は、あやまり、なつきにそっとキスをした。
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