君のためにできること
「君は、なつきの生まれ変わりなのか?」


「違う、さっき言った。説明聞いてなかった?」


「つまり、君はなつみの残留思念がとりついた幽霊みたいなもんなのか?」


「あなた、頭悪い」と、少女は言った。


「私は、あなたの恋人のなつみの残留思念が宿った一般人。ただ、霊感が強いけどね」


「あ・・・・・・その、わかった!こうしよう!君はなつみの友達で俺をからかいに来たんだね?何かのサプライズ?」


「私が信用できないわけね。じゃあ信用させる」


少女は、一言こう言った。


「優、愛してる」


その声は、なつみの声だった。
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