この姿を見て、オレは何がなんだか分からなくなった。





けれど、一つ分かったことがある。



人が逃げ惑う理由…





それはオレが鬼だったからだ…−



”鬼”なんて存在しない架空の生き物だと思っていた。

でも


この爪、牙、そして角……。


”鬼”じゃないとしたら、これは一体何だというんだ…。






そして、オレはゆっくりと辺りを見回した。




もしかして、この街を破壊したのは

オレなのか…?



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