LOVE STORIES
LOVE&PROMISE
最近よく夢を見る。
小学生のころの夢だ。
当時、小学校二年生だった達也は親戚の家に一週間ほど遊びに行っていた。
太陽の熱が体を貫くような暑さだったので、多分夏休みだったと思う。
細かいことは憶えていないが、いつも夢に出てくるのは一人の少女だった。
どこの誰かも分からないその少女の名前は、明日香と言った。達也と同い年だった。
そこは自然に囲まれたところで、いつも二人で川や森の中で遊んでいた。
何を話すわけでもなく、ぼんやりとした景色の中に明日香がいる。
もう十五年ぐらい前の話だ。ほとんど何も憶えていない。
ただ、この夢を見るたび、「約束ね」という明日香の声が頭の中に響く。
あの時、何を約束したっけ?
どうせ子供のころの約束なんて大したことないのだろうが、思い出せないことにもどかしさを感じた。
小学生のころの夢だ。
当時、小学校二年生だった達也は親戚の家に一週間ほど遊びに行っていた。
太陽の熱が体を貫くような暑さだったので、多分夏休みだったと思う。
細かいことは憶えていないが、いつも夢に出てくるのは一人の少女だった。
どこの誰かも分からないその少女の名前は、明日香と言った。達也と同い年だった。
そこは自然に囲まれたところで、いつも二人で川や森の中で遊んでいた。
何を話すわけでもなく、ぼんやりとした景色の中に明日香がいる。
もう十五年ぐらい前の話だ。ほとんど何も憶えていない。
ただ、この夢を見るたび、「約束ね」という明日香の声が頭の中に響く。
あの時、何を約束したっけ?
どうせ子供のころの約束なんて大したことないのだろうが、思い出せないことにもどかしさを感じた。