自殺衝動×愛されたい

「だって携帯を返してほしくて

 俺とデートしてくれたんでしょ?」


「…」

「手元に戻ったから理由なくなっちゃったね♪」


そういって祐くんは背をむけて歩き出した。


初対面だもん。

連絡先知らないもん。


…もう一生… 

会うこと…なくなるんだよね?


「ま、待って!」
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