私と君が出逢った場所
―その日の放課後―
「はい!はい!はーい!今日の放課後音楽祭の打ち上げ出れる人ー?」
亜子は黒板の前に立って大きく叫んだ
「「俺行けるー!!」」
「「私それ参加するよっ!!」」
(関根くんは行くのかな?)
私は呟いた。
「俺が何?」
関根くんは私に聞いてきた。
私はすごくびっくりしてとっさに
『え?あっ、うん?』
と応えた。
関根くんが、
「だからさっきなんて言ったの?」
と聞いてきた。
『あ、えっと…今日の放課後の打ち上げ関根くんも行くのかなー…って』
私は関根くんの顔を見れないまま言った
『ほら!!関根くんってそういうのに参加しなさそうだからさ。』
私は照れ隠しのために急いで口を開けた。
関根くんは少し間をあけて、
「今日は暇だし、行くよ。」
『ほんとにっ!?』
「うん、ほんとに。なんか松嶋変なの」
関根くんはクスクス笑いながら言った。
(関根くんって笑うんだー。)
私はふとそんな事を思っていたら亜子が話しかけてきた。
「まっちゃーん!!放課後行けるよね?主役がいなきゃ駄目だしね!」
亜子は放課後の事で頭がいっぱいだったのかすごく楽しそうに私に言った。
『もちろん!!行きますともー!!』
「「よーし!カラオケ、レッツゴー!」」