私と君が出逢った場所


「お、松嶋じゃん」

関根くんは話しかけてくれた。

『試合お疲れ様。シュートすごかったねっ♪』

私はさりげなく言った。

「あ、うん。ありがとう」


「「あのさ…」」


―――2人でハモった。

『ん?関根くん先言っていいよ?』

「あ、そんなたいした事じゃねーよ//」

関根くんはちょっと照れながら言った。

『えー、でも気になるんだけど…』

「そうだよ…な。いや、シュート入れた時松嶋の方見たんだけど//」

(あの時やっぱり私の事見てくれたんだ)

『あ、そうだったんだね!』

「うん。気づかなかったよな?」

関根くんは少し困ったような顔して私に問いかけてきた。

『気づいたよ?でもそれが私だとは思わなかったけど…』


関根くんは、

「俺さ―――…」



ビューン―――。



『え?ごめん風で聞こえなかった…』

私は関根くんの態度に困ってしまった。

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