キライのちスキ


「…はるか」

「ん??」


頭を撫でられながら、水樹があたしを呼ぶ


「…好き、愛してる」


顔を手で隠しながらそんな事を言う水樹に

あたしは母性本能が…


「あたしも好きだょ…昔と変わらないぐらい」


そう言って、あたしは水樹を抱きしめた


「…じゃあ、付き合いなおそっか」


顔を上げて、
満面な笑みで言う水樹


「しょうがないなぁ」


あたしも、
水樹の答えに返……

ん……??

待てよ…


< 132 / 157 >

この作品をシェア

pagetop