キライのちスキ


はるかの部屋を出て

すぐリビングに向かう

リビングにも、
はるかはいなくて

俺の部屋にもいない

トイレにもいない

風呂にもいない


はるか…

はるかがいなかった


俺は、
頭の中が真っ白だった


どっかに
出かけてるんだなんて

そんな軽い考えは
出てこなかった


はるかに、

『別れよう』

…と

言われた時と
同じ感じがした…、


リビングに戻り

ソファにドサッと座った


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