キライのちスキ


…何も考えなくなかった

何も…、


リビングの
ガラステーブルに

静かに鍵を置いた時

俺の指が、テーブルではない何かを触った…、


紙みたいな、
さらさらした物だ


…俺なんか置いたっけ


俺は立ち上がり、
リビングの電気を付けた


ガラステーブルに置いてあったのは

白い紙だった…、


そこには、
はるかの綺麗な字が

書かれていた…、


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