ポーカーフェイスとあまえんぼ
ふぁ……、
「……ねむ。」
月曜日、みんなが登校し始める時間。
私は机に頬杖をついて、うとうとしていた。
ガラガラッ!!
「千里!!」
「ふぇ……、綾??」
夢の世界に入る直前で、綾に起こされた。
「ぁ……、おはよう。」
「おはよう。……じゃなくて!!」
綾は興奮ぎみに、
私に問いかけた。
「昨日、葵の試合観に行ったって、ホント?!」
私は、ほんとのことだから頷いた。