あたし限定。


「梨空ちゃん、夏休み花火しよ~!!」


駅に向かう中、
恵未が言い出した。


「いいね~♪花火しよっっ!!」

「じゃあ梨空ちゃん家行っていい~?」

「何もないけどね~!!
かなりシンプルだよ」

「うん、まぁ、そうだね」

「うわっ、本気で肯定したね今」

「あー、だってそうじゃん」


一瞬ブチッと来て、
なんとかその衝動を抑える。


こんなのしょっちゅうだから、

嫌でもいい加減慣れる。


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