愛してるんだよ。
親父って呼び方どうよ?



と思ったが、自分の事を親だと呼んでくれた…



それだけで幸せだと思った。



「だから…今日、来てくれて…ありがとう。」



俺に…一葉が笑いかけてくれた…



ふと気付くと自分が、ボロボロと涙を流している事に気付いた。



拍手の大きさで、泣いてる事が目立たなくてよかった。



立ってられなくて、しゃがみ込んで、啜り泣いた。



娘の高校で泣くなんてありえない。



でも、事実涙は止まらない…



まるで、恥ずかしいなんて気持ちは、家に置き忘れてきたかのように…

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