愛してるんだよ。
急に写真を撮られ、驚いてドアに躓いた


『いきなり撮られるとびっくりするね』


「ごめんなさい…大丈夫?」



小指を打ったらしく、すごく痛かったけれど大丈夫だよとなんでもないふりをした



サツキさんがベッドの上で笑っていたけれど……



「お兄ちゃんとの、約束…勝負?どっちだったかな…あのね、えっと…この封筒をお兄ちゃんに渡して欲しいの。お姉ちゃん、見ちゃダメだよ!!」



そう言いながら、少し分厚い茶封筒を私に渡した



『これなぁに?』



「秘密なの…」



ごめんね…と頭を下げて謝る



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