それでも君を愛してる
帰りは俺と大吾、紗理奈とわんちゃんと愛美。
見えなくなるまで手をふった。
大吾と2人きりの帰り道。
「お前、愛美に惚れたろ。」
ブッ
俺は大吾のいきなりの発言に、飲んでいたコーラを吹き出した。
何でバレてんの?
「何でわかんのかって?」
俺の言いたいことまでわかってやがる。
「お前、いつのまに魔法つかいに?」
「さぁお空を飛ぶわよっ!ほうきの後ろにのりな♪ってあほか!」
「ノリつっこみだ。」
「俺はれっきとした柔道男児だ。」
「なんでわかった?」
自分でも顔が赤いのがわかる。