幸せの滑走路


私は素直にうんと頷けなかった。




だってそれは偏見でしょ?
確かに友達を取ったかもしれないけどそれは昨日だけ。まさか川井くんが私の友達なんて有り得ないのだから。



「川井くんと話しちゃいけないって誰が決めたの?あたしは彼をあなた達から取ろうなんて思ってないし、もう話すこ
とも無いと思うよ?」



「......」



「変な勘違いさせちゃってごめんね。もう関わらないからさ。」



< 23 / 220 >

この作品をシェア

pagetop