幸せの滑走路


決して良い意味の眼差しではなく、嫉妬や怒り、軽蔑の意が感じられた。



私は昨日の自分の後悔と嫌気がさしてならなかった。


俯きながら席に着くと案の定目の前には数人の女子。まだ彼は来ていない。味方なんている訳もない。



私はただ彼女達の怒号に肩を竦ませる。




「何であんたが慶介と話してたの?しかも一限サボらして。慶介の勉強遅らす気?ちょっと絡んでもらえたからっていい気になるなよ。あたし達の友達取らないでよねっ!」




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