新しい砂時計(続編)
戻りたいから


―――――――――――――
時は春休み。


俺はまあまあ良い成績を残せた。
数学は10だったし、情報の授業も9。
がんばったから、あともまあそれなりに、満足できる成績だった。



今日、ついにみんなを呼ぶ日。
唯は、苦手な音楽で4をとって、終業式ではおとなしかった。
俊樹は、まずまずだな、という顔ぶりで。
亜実はもともと頭がいいから、クールに笑っていた。


穏やかにすごせていた。
むしろ、このままでもいいんじゃないかとも思えた。


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