はるかちゃんと 畳ヶ池の 河童
はるかちゃんは百まで数えられませんが、ざっと見ても、百人~二百人位の人々がこの狭くて、小さい、畳ヶ池に来ていて!たった今もゴミ拾いをしてるんです。

『…ほのちゃん…お池が綺麗になってるね?わたしたち三人でお掃除してたのに…
こんなにいっぱいの人が…
お掃除してくれてるよ?』
『うん♪ゴミがなくなってるね?人もいっぱいだね♬はるちゃん凄いね♬』

二人がビックリしていると、達也おじさんが声をかけてきました。

『お!二人とも来たな♬大分綺麗になったろ?ゴミ拾いしている人がいっぱいいるだろ?
何でかわかるか?』
『え?う~ん・・・全然解らないよ!達也おじちゃんなんでなの?』
『はるかちゃん!ほのかちゃん!おまえたち二人の女の子が…いや!二人の小さい女の子と、一匹の小さい河童が、みんなの心を動かしたんだ!こんなに沢山の人々を変えたんだ!お前たち本当にすげーよ!最高だよ!』

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