【続編】長男のカゴ
嫌われたんだ…。



あたしがキスなんか許してしまったから…。



あの穏やかな善が…あたしを邪魔だとハッキリ言った…。



いても立ってもいられず、駆け込んだエミの部屋で声を出して泣いてしまった。



渡部さんもエミも困った顔をしてるの。



「どうしたらっいいのっか、わかんなっ…」

「冷静になりなさい」

「だって!!別れっるって!!」

「よく考えてみなさいよ!!どうして急に別れるってことになるの!?」



それは善がいろいろ考えた結果だ…から…。



あたしにはわからないっ…。



「渡部、学園ブレスレットの管理サーバーに進入してちょうだい。誰かに盗聴されてるかもしれないわ」

「はい、お嬢様。5分ほどお待ちください」



パソコンを開いてカタカタと打ち始めた渡部さんは5分後にOKサインを出した。



誰かに盗聴されていた…?



それはまさか…雪村君…?



「岩崎様のデータに不正アクセスされていますね」

「あたしの…」

「現在はおふたりとも外部からの盗聴はできませんので」



すごい世界だ…。



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