【続編】長男のカゴ
最近普通科の女が鬱陶しい。



金持ちだし、着飾っててこぎれいだし。



でも怜が好きな俺は怜しかよく見えなくて。



他の女なんかどうでもいい。



「善」

「怜!!どうした?お前卓球…」

「コーチが風邪とかで自習だからみんな好きにやってんの」

「じゃあヒマなんだな」

「まぁ、そんな感じ」



怜が見学にやってきて、俺のやる気ボルテージは急上昇。



な~んか顔カワイイし。



「見とれてんじゃねぇよぉ~」



な~んて冗談で言ったらものすげー照れた顔で。



動揺しすぎだから。



そういう反応がいちいちカワイイんだ。



「あた、あたしも着てみたいと思っただけだもん!!」

「コスプレが趣味か?」

「違っ!!もう…なんでもいいです…。善…背が高いから…似合うと思っただけです…」



顔真っ赤。



この反応、前から変わらんな~。



「まぁ、見てなさい。俺ってセンスあるらしいし~」

「口だけにならないようにね~!!」



怜に見られたら燃えるってば。



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