【続編】長男のカゴ
善が用意した開店資金は半分。



初めは受け取らないと言った父だったけど、善が約束だからと言って本当にうちの父に投資した。



もちろん、株で儲けたお金だ。



「じゃあ俺ら行くから」

「好きな時に食べに来てね~」

「あ~い」



善はうちの父を友達だとでも思ってるんだろうか…。



それほど軽い感じ…。



善の車に乗り、帰宅するはずだった。



「寄り道しよっか」

「どこに?」

「まぁ、着いてきな」



最近、善の仕事が忙しくて一緒にご飯なんて食べてなかったな…。



デートなんてもってのほか。



どこに連れてってくれるのか楽しみだった。



なのに着いたところは意外な場所…。



「ここって…」

「式場~」

「誰か結婚式するの?」

「うん、いい感じだろ?周り静かだから人呼んで騒いでも平気だし。1日一組みたいだから」

「ちょっ、誰の式なの?」

「俺と怜じゃん」



は、はい…?



今なんて…?




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