いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
「あ……雪葉も言ってなかったんだ。」
愛希が苦笑する。
「聞いてねぇよ。」
「じゃあサプライズみたいで良かったね♪」
「だな。」
「じゃ、私たちは行くから、春陽は雪葉と楽しんできな。」
「あ、先生から説明聞いといてね☆」
そう言って、3人はすぐに部屋を出て行ってしまった。
「いきなりすぎて、意味わかんねぇ……。」
異常に静かになった部屋で一人、俺は呟いた。