ラブ★シックネス
多分、きっと。
あたしはアイツに、女の子として見られていないんだろうな。
じゃなきゃ、いくら幼なじみだからと言って、勝手に部屋に上がり込んでなんか来ないし。
ましてや、人様のベッドでお菓子を食べるなんて、気の知れた友達にでさえ一般的にはしないだろう。
…まぁ、アイツに女の子として見られたいかと言ったら、別なんだけど。
「…ねぇ、みぃちゃん。」
―――…不意に。
目線は漫画のまま、アイツが気の抜けたような声を発した。