また明日
私は永久の分を読んで
嬉しくって
泣きそうになって
それからつっこんだ。
「今日の担当は俺って…」
「何?」
「誰かわかんないじゃん!」
「だから、俺だろ?」
「どちら様だよ!?」
「2人でやってるんだし、良くね?」
「まぁ、それはそうだけど…」
「いいよいいよ。」
「んじゃぁいいや。」
「おっけーおっけー。」
そのとき病室にキレイな女の人が入ってきた。
長い黒髪にゴスロリが似合ってる。
ハデなメイクなのに
似合ってる。
不思議な人だった。
「永久?」
キレイな声で呼んだ。
私の彼氏の名を。
「え?」
「永久でしょ?」
そう言って彼女は駆け寄る。
私の彼氏のベットに。
「誰?」
「永久、知ってる人?」
「知らない。」
彼女は涙ぐむ。
「私だよっ!永久!櫻だよ!」
「さくら?」
「そうっ!」
櫻と名乗る彼女は
私の彼氏に抱きついた。
「会いたかった!」
「誰だよ!」
永久は分からないみたいだった。
「元カノ?って言えばいいのかしら?」
「元カノ?」
永久…あれはウソ?
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