部活~ウチらバスケ部~高校編 ファイナル
旅館に帰って来た佐紀たちは、
部屋を、1年生と2年生に分けた。
夕食も終わり、温泉にも入り、
皆、部屋で、リラックスしていた。
「ああ、やっぱ、温泉は、ええわあ。
疲れがとれるわ」
「今日は、そんな、疲れるほど、
やってませんわよ」
「ウチは、デリケートなんや」
「ハハハ、デリバリーみたいな顔して」
「デリバリーの顔って、何やの。
傷つくわぁ。
ウチの心は、ガラスのハートやで」
「ガラスの心臓じゃないの?」
「体力、無いしね」
「ガラスのハートを持つ人が、
3杯も、お代りするかぁ」
「イッパイ食べて、体力つけな、
あかんもん」
「じゃあ、明日は、バンバン走れるね」
「えっと、それはぁ…、
まあ、頑張ってみるわ」