僕等は野良猫


フワリと


甘い香りが


僕の嗅覚を刺激する



ペロッ‥


「‥美味しい」


「だろ?」



庵は満足そうに


ククッと笑った



…なんだか‥


幸せだ



ペロッ、ペロッ



僕は無我夢中で


イチゴ牛乳に


舌をつけ飲んだ



「誰も取らねぇから慌てんなって。まだあるから、ゆっくり飲め」



庵はお皿に


イチゴ牛乳を


足してくれながら


言った
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