僕等は野良猫











「…‥‥と…‥‥‥お…‥」



微かな声に


僕はゆっくりと


目を開けた



「…音」



優しい声と


優しい庵の笑顔が


そこにあった



「ふふっ。やっと起きたんですね、音?」


「…寝すぎだ、音」


「猫なんだ、仕方ないんじゃないか?」



庵以外にも


リオンと玖音が


僕をみていた



…とりあえず



「にゃーっ」



と、でも


鳴いておくことにした







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