僕等は野良猫

預ける背中






『うおっ!!!??』



ドシンッ!!!と


敵が尻餅をつく



その敵は


足に噛みついた僕を


捕まえようと手を伸ばす



「…貴方の相手は、僕ですよっ」



ヒユッと


声と共に敵の顔面を


蹴りが捕らえた



『ぐぁっ!!!』



蹴りをくらわせたのは


リオンだった



「ありがとうございます、音」



微笑むリオンに


僕は頷いた



『っ‥くそ…』



リオンが


蹴りをくらわせた敵が


ゆっくりと身体を


起き上がらせた



「しぶといですね」


『はっ。ガキに負けるわけにはいかねぇんだよぉ!!』








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