すべては数直線の上に+詩集
僕も、彼女もお酒を飲み、二人ともそれなりに酔っていた。
部屋の中央にある、いかにも女の子らしいピンク色の可愛い丸テーブルの上には、ビールの空き缶が五本潰された状態で倒れていて、コンビニのプラスチックトレイが二つ、ゴミとして残っていた。
さきほどまでパスタが盛られていたトレイだ。
そして、透明なガラスコップが二つ。
コップの一つにはまだ少しビールが残っていた、彼女のコップだ。
テレビでは芸人さんが多数出演するバラエティ番組が放送され、僕たち二人は時々笑いながらそれを見ていた。
そのとき彼女の携帯電話が鳴った。
どうやらメールが届いたらしい。
着信メロディは数秒鳴ったあとに止まった。
彼女が携帯を手に取り、そして開く。
届いたメールを目で確認し、返信のメールを作成する。
ボタンを押すカチカチという音がテレビの音に混じって聞こえた。
「友達?」
男からだと分かっていたつもりだが、つい聞いてしまった。
それがいけなかったのだ。
彼女は携帯の画面を見ながら、ボタンを押す親指を止めずに曖昧な返事をした。
部屋の中央にある、いかにも女の子らしいピンク色の可愛い丸テーブルの上には、ビールの空き缶が五本潰された状態で倒れていて、コンビニのプラスチックトレイが二つ、ゴミとして残っていた。
さきほどまでパスタが盛られていたトレイだ。
そして、透明なガラスコップが二つ。
コップの一つにはまだ少しビールが残っていた、彼女のコップだ。
テレビでは芸人さんが多数出演するバラエティ番組が放送され、僕たち二人は時々笑いながらそれを見ていた。
そのとき彼女の携帯電話が鳴った。
どうやらメールが届いたらしい。
着信メロディは数秒鳴ったあとに止まった。
彼女が携帯を手に取り、そして開く。
届いたメールを目で確認し、返信のメールを作成する。
ボタンを押すカチカチという音がテレビの音に混じって聞こえた。
「友達?」
男からだと分かっていたつもりだが、つい聞いてしまった。
それがいけなかったのだ。
彼女は携帯の画面を見ながら、ボタンを押す親指を止めずに曖昧な返事をした。