運命に導かれて


最初からつまずいた羽衣はその後も


ホールドすればジャンとの距離の近さ、背中にそっと触れられた手に条件反射のように顔を真っ赤にし


動き出せばおきまりとばかりにジャンの足を何度も踏みつけた。


ジャンは初心者相手しかも自分の主であるルカの恋人に対し本気で怒鳴るわけにもいかず


青筋をたてながらも引きつった笑いを浮かべていたが


それでも一生懸命に頑張る羽衣の姿に熱心に教え続けた。





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