シャイニング・ライト
「て・・・天使・・?そ、それでジャシティス、僕にどういう用件なんだい?それに僕

はここから飛び降りたはずなんだ。なんで僕は生きてるんだ?ここに寝てたのは君が助

けたからなのかい?それとも-」

 「ストップ」晃はその先を聞こうとしたが、静止された。

 「詳しい話はお前ん家に言って話そうぜ。誰にも聞かれたくない話なんでね、俺もも

う一回天界に戻る。言っとくが、また自殺なんてするんじゃねえぜ。この摩訶不思議な

ストーリの続きが知りたければな」

 ジャスティスはそう言い残すと、足の先からみるみる消えていった。-晃はただ、そ

の消えていくジャスティスの姿を目を皿の様にして見ていた。そして、ジャスティスの

身体が完全に頭まで消えるのを見届けた。

 晃の中に渦巻くような猛烈な興奮と、追求感が襲った。顔が紅潮し、身の底から上気

が込み上げるようだった。たった数分の出来事に対して、その情報量の余りの多さに頭

がついていかない。一生に起こる出来事を一瞬で体験してしまった、そんな感じだっ

た。

 
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