大嫌いだから、ね? ②(短編)
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 大嫌いだから・・・。


 
 だからもう、光くんにあっても口も聞きたくないし、知らん顔しようってきめていたの。

 いつもいつも、振り回されて、混乱するのはもういやだったから。



 でも・・・



 ぱったりと、光くんは私の周りからいなくなった。

 

 朝公園で待っていることもない。当然、駅でも。

 学校の帰りもまっていてくれることがあったのに、それもなくなった。

 学校内でもクラスが一組と七組しかも、渡り廊下を挟んでいるとなれば、ほとんどあうこともない。

 移動教室のさいに見かけるくらいだ。

 でも、廊下ですれ違っても、私なんて視界になんて入っていないかのように通り過ぎていってしまう。



 なんなの、いったい?


 さんざん、人のこと振り回しておいて・・・その態度はいったいなに?



 正直、頭にくる。



 でも・・・光くんが私からはなれていったということは、以前の心穏やかな日々が戻ってきたということで・・・私はよろこぶべきなのだろう。


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