純恋〜スミレ〜【完】
「ねぇ、お姉ちゃん。この服どうかな?」
「んー……、叶恋はこっちのほうが似合うんじゃない?これ、ちょっと派手すぎだし」
「そっかな?じゃあ、こっち買う~!!」
叶恋はそう言うと、ショップの新作アイテムを胸に抱えてレジに向かった。
今日、アタシと叶恋はショッピングをかねてそろって隣町までやってきた。
駅ビルの中にあるショップは買い物客の女の子達で賑わっている。
『年の近い姉妹だと、一緒に買い物できるし羨ましい~』
っていつも誰かしらに言われた。
だけど、その度に、あたしは心の中で否定した。
『全然羨ましくないし』って。