純恋〜スミレ〜【完】

「も~しっかりしてよ。純恋の机、あたしの椅子に思いっきりぶつかったんだけど。てか、声でかすぎ」


「マジ?ごめーん」


振り向いたナナが放った言葉に、教室にいたクラスメイト達がどっと笑いだす。


えっ?あたしの声、そんなに大きかった?


周りを見渡すと、みんなあたしに視線を向けて笑ってる。


あ~あ、マジ最悪。


穴があったら入りたいってのはこのことだ。


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