不良のあなたとあたしの物語(完)
「そっ…そんなのあたしが…できるわけないじゃん。ふられるかもしれないのにさ…。」





なんかマイナス思考だな、はるか。よし、はるかに内緒であとで圭也に聞いてみよっと。親友って言ってたし平沢くんのこと何か知っているかもしれないし…。





「わたしさ、人の恋を応援するのは大好きなんだけど…自分のことになったらなにもできなきなるんだよね…。」





「あたしにまかせてよ!いっつもお世話になっているし今度はあたしがはるかのことを応援するしさ。」




「うーん…。まあ考えとくね。ありがとう、ゆり。」





キーンコーンカーンコーン…。





授業のはじまりのチャイムが鳴った。
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