不良のあなたとあたしの物語(完)
「んっ…ちょっと圭也まって。あたしがここに圭也を呼んだのは、平沢くんについてなの!」




そういうと圭也は顔をしかめた。




「あっ?駿のこと?あいつがなんだよ」




「えーっと、平沢くんってはるかのこと好きなのかなって思って…。」




「んなもん知らねえよ。おたがいちゃんと告白したほうがいいんじゃねえの?」





そうだよね。はるかが平沢くんにちゃんと告白したほうがいいよね。



裏でコソコソしてたらはるかだっていやだと思うし…。






「そうだ!修学旅行の班って知ってる?」




あたしは笑顔で圭也に聞く。





「んあ?いきなりなんだよ…。修学旅行の班なんて知らねえよ。」
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