明日の希望
その沈黙を破ったのは愛梨だった。
いかにもバレバレな嘘を言ってこの場を後にした
その方が俺にとっても楽だった
避けているのに会うなんてな…
運わりぃ…

あ…夜風が気持ちいい
いや夜風と言うか夕風?
まぁどちらでもいいや…
この風と一緒にこの気持ち吹き飛んでしまえばいいのに…

愛梨に名前を呼ばれた瞬間胸が高鳴った
「やっぱり好きなんだ」と気付かされる。
愛梨を忘れられそうにない
むしろ距離を置いた分愛梨の事が恋しくなる
無償に会いたくなる
距離を置くことは無意味なんだろうか…?


俺は電話をした。
セフレ友達に…
そしてヤッた。
忘れたくて…忘れたくて…
ヤる事でごまかす事しか出来なくて…
不器用な俺―

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