明日の希望
「実は俺なマミちんの事が好きなんだ」

「はあ?」

いきなりの爆弾発言に驚きを隠せなかった

「けどさ、俺が本気で好きでもマミちんは信じないだろな、俺いろんな奴とヤッてるしマミちんもヤッてるし」

「だったらヤる事を辞めてアタックしたらマミも辞めてくれるんじゃねーの?」

「もう辞められない体になっちまった。いろんな奴と性的行為をヤらないと欲求不満になってしまう。一人になんてとどまれない状態。だから俺みたいに遥也がならないうちに辞めろ」

こんなに真剣な俊は初めて見た。
俊は後悔しているのだろう。
マミの事が好きなのにこの体のせいで
まともに恋も出来ない。
いつも楽しそうにヤッるのは見かけだけで
心には大きな闇を抱いていた。
全然俊の事を知らなかった。

「いつからヤッてるんだ?」

「中2から、俺無様に好きだった奴に振られてさ、それでいろんな奴とヤりだしてから止まらなくなった」

俊の話しを聞いても俺は辞めようとは
完全には思えなかった。
もし辞めたら俺はこの気持ちをどう隠せば良いか分からなかったから






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