疲れ切った心
「あぁ」
「今の珠理は、解放してくれれば引き返せる。でも、琴羽は恋愛対象じゃなくても一生の付き合いになるんでしょ?」
「・・・・・・・・」
悠斗君は無言で俯いた。
「ねぇ!!」
悠斗君の胸辺りを握りしめた。
「これ以上あの子を、珠理を苦しめないでよ_______________」
私は、泣きながらその場に崩れた。
その後、気付いた時には海が抱きしめていてくれて、悠斗君はいなかった______________________________________