疲れ切った心


「あぁ」



「今の珠理は、解放してくれれば引き返せる。でも、琴羽は恋愛対象じゃなくても一生の付き合いになるんでしょ?」




「・・・・・・・・」




悠斗君は無言で俯いた。




「ねぇ!!」




悠斗君の胸辺りを握りしめた。




「これ以上あの子を、珠理を苦しめないでよ_______________」




私は、泣きながらその場に崩れた。







その後、気付いた時には海が抱きしめていてくれて、悠斗君はいなかった______________________________________
< 235 / 572 >

この作品をシェア

pagetop