疲れ切った心
落着いたのか、安らかに眠っている琴羽を保健室のベットに寝かした。
「こんな時に限って先生いねぇのかよ」
保健の先生は出張中。
これでも酷くなったら救急車を呼ぶしかない。
「お前等来てくれてサンキュ。後は俺が見てるから」
ここまで来てくれたのは海、珠理、竹下の3人。
「ん、んっ・・・・・・・・」
「琴羽!?」
「悠斗・・・・・・」
目を覚ました琴羽のベットを皆で囲んだ。
珠理を除いて。
「大丈夫か?」
「うん・・・・・・。ちょっと苦しいだけ・・・・・・。寝てれば治るから・・・・・」